Linux から ToS (DSCP) を利用したテストを行う
Linux から ToS (DSCP) を利用したテストを行う方法についてメモしておきます。 検証は CentOS8 で実施しています。
Linux から ToS (DSCP) を利用したテストを行う方法についてメモしておきます。 検証は CentOS8 で実施しています。
Cisco ACI 環境では APIC や Switch を OoB (Out-of-Band ) から管理しているケースが多いかもしれませんが、設定すれば InB (In Band) 側から管理することも可能です。 今回は 5.0(2h) での設定手順をメモしておきます。
Cisco ACi でベアメタルサーバ (物理サーバ) を収容する場合、一般的には以下の設定が必要です。
AEP
→ Domain
→ VLAN Pool
で設定し、その AEP
が最終的に Interface Profile
や Switch Profile
から参照されるように関連付けるTenant
の Application EPG
設定で、Domains
に 1. で定義した Domain
を設定するTenant
の Static Ports
設定で、ベアメタルサーバを収容する物理ポートを定義するしかし、デフォルトの状態では上記の 2. (Application EPG
の Domains
設定) を省略しても通信出来てしまいます。 但し、この場合は「Domain
が未設定」という、下記の Fault が表示されます。
Cisco ACI では Web UI 上であれば System
→ Active Sessions
から現在、ログイン中のユーザを確認することが出来ます。
CLI であれば APIC 上から show aaa sessions
を実行することで同じ情報を確認することが出来ます。
Cisco ACI 環境において、Contract が設定されていれば、などが設定あれ、Filter 上も許可されていれば Ping による疎通が確認出来るはずです。 これを図解すると以下のようになります。
Cisco ACI では VLAN ID の重複する Domain を同一に Epg に設定するとトラフィック処理上、問題が発生しますが、設定自体は出来てしまいます。 Enforce EPG VLAN Validation
という設定を有効化することで、そもそもこういった「問題のある構成」を設定出来なくすることが可能です。 この設定については Validating Overlapping VLANs に説明があります。 今回はこの設定についてメモします。
従来からある Cisco IOS でもコンフィグを世代管理することは可能です。 コンフィグの世代管理を行う場合、コンフィグ保存専用のディレクトリを作成した方が管理が簡単なので、予めディレクトリを作成しておきます。
Cisco ACI のドキュメント のうち、Verified Scalability Guide は一般的なスケーラビリティの検証値・上限値などについて言及されたドキュメントです。 このドキュメントの General Scalability Limits
で EPG 数 (Number of endpoint groups (EPGs)
) は L3 Fabric と Large L3 Fabric の両方で以下と記載されています。
For a fabric with a single Tenant: 4,000
For a fabric with multiple Tenants: 500 per Tenant, up to 15,000 total across all Tenants
今回は ACI バージョン 5.0(2h) 環境で EPG を多数設定して、「設定出来るか?」「Fault は表示されるか?」と言った点をウォッチしてみました。
ELAM Assistant は Cisco ACI に無償で追加インストール出来、ACI で「どのようにパケット転送が行われているか?」を確認する上で非常に有益なツールです。 今回は ACI のバージョン 5.x 系へ ELAM Assistant をインストールし、利用開始するまでの手順をメモしておきます。